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中国が教育を規制する理由

今日は中国の教育に関するニュースです。

7月24日中国政府は学習塾に対して新しい規制を設けました。

これによってアメリカでは中国の教育関連、デジタルラーニングの銘柄が大幅に急落。1.2兆円もの市場が大打撃を受けています。

「なんで教育に規制を設けたのか?」

これは中国での教育費の高騰が関係しています。

中国では「高考」という日本でいうところのセンター試験ですべてが決まります。

これの影響力が大きすぎて年間に数百万円費やす家庭もあります。これによって貧富の差は広がっていくばかり。。。

つまりお金持ちの子供が教育をますます受けられてさらに富を築く。

私の前職の上司も中国人でしたが、彼も子供を中国で一人育てるのに精いっぱいといっていました世界的な証券会社で働いていてそれなんですから中国の教育競争がいかに大変かがわかります。

中国の子供の3/4は農村部の子供です。

教育費の高騰による都心部の少子化。

中国政府はこういった教育格差からさらには都心部の子供の増加を目的に今回の教育に関する規制をかけました。

お金がかかっている教育サービスを行う会社を規制すればみんな子供を産んで育ててくれるだろうという考えですね。

とはいえ、規制されれば逆にマーケットは単価が上がり、広がっていくのも常です。

この規制発表で下がった段階で中国の教育企業に投資してみるのもありなんではないでしょうか。

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プロフィール

こくチーズプロフィール

・幼少期よりヨーロッパ、アジアを中心に海外を周る。


・京都大学で建築のデザインを学び、図面制作事業(現Architech株式会社)を設立。


・首席で卒業後ゴールドマンサックス証券の当時最先端であるアジア株アルゴトレーダーとして勤務。1日に数100億円もの取引をさばく。


・2020年に独立後、株、為替、不動産、太陽光、マイニング、海外信託、ヘッジファンドなど様々な投資を行いながら法人向け運用&節税、個人向け資産形成&資産運用コンサルティング業を行う。


・関西と関東で教育の先生としても活躍。


・海外の金融の世界を見てきたならではの情報と分析をたまにブログに投稿している。

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