2026年9月、アメリカのディーゼル(軽油)の全国平均価格が1ガロン6.3〜6.4ドルの史上最高値を付けました。1リットルに直すと約265円、前年同期から7割の値上がりです。同じ月、米10年国債の利回りは2007年以来の5%を超え、FRBは戦争の最中、しかも中間選挙の直前に3年ぶりの利上げに踏み切りました。
一方で日本の軽油は1リットル159円。「なんだ日本は安いじゃないか」と思った方に、この記事の入り口があります。その159円のうち51円は政府が払っている補助金です。日本の給油所の値札は、世界で起きていることを税金で塗りつぶした後の数字なのです。この記事では、石油・ドル・金利という3本柱が同時に動き始めた裏側と、その請求書が日本の私たちの財布にいつ、どう届くのかを解説します。
この記事でわかること
- 世界最大級の銀行JPモルガンが「原油の見通しはもう持てない」と白旗を上げた理由と、その裏にある4つの仮説
- なぜ今回のインフレには利上げが効かず、むしろ副作用(利払い・財政赤字)のほうが大きいのか
- 補助金で日付をずらされた日本の「請求書」が、10月以降どういう順番で届くのか。そして今できる「備蓄」とは何か
マネトレ大学学長の尾崎が運営するYouTubeチャンネル「おーちゃん【元外銀マン】」で解説した内容を、動画公開後の市場データ(原油・金利・日本株の実際の値動き)まで織り込んでお届けします。
目次
結論:この戦争を「早く終わらせたい人」が、どこにもいない
| 何が起きたか | 投資家への意味 | |
|---|---|---|
| 石油 | 3月にブレント原油が1か月で+60%(1988年以来の月間最大)。軽油は1年で1.9倍 | 物流コスト経由で、あらゆる値段に染み込む |
| 金利 | 9/14 米10年債5%突破、9/16 FRB利上げ、9/18 日銀1.25%(31年ぶり) | コストプッシュ型インフレに利上げは効かず、利払いだけが膨らむ |
| 日本 | 軽油159円のうち51円が補助。8月CPI1.7%は補助で押し下げた数字 | 電気ガス補助は9月で終了、10月に食品3,033品目値上げ |
| 出口 | JPモルガン「終わり方をモデル化できない」 | 生き残る資産が正反対の2つの出口。分からないことと動けないことは別 |
4つの仮説のどれが正しいかは、私にもJPモルガンにも分かりません。ただ4つ全部に共通する1点があります。イランも、防衛産業も、銀行も、AI企業も、全員が正直に自分のインセンティブに従っていて、この戦争を止める理由を持っている人が、この絵のどこにもいない。終わらせたい人がいないゲームの終わり方は、計算できないのです。
第1章:JPモルガンが白旗を上げた
この章のポイント
- 軽油はトラック・鉄道・船を動かす燃料。上がると物流コスト経由で経済全体に広がる
- 2/28のイラン攻撃でホルムズ海峡が閉鎖、3月に原油は1か月で60%上昇
- JPモルガンが置いた4本のレッドライン(原油100ドル・ガソリン5ドル・インフレ4%・10年債5%)は9月に全部踏み越えられた
軽油1リットル265円の国で、アメリカ企業は商売をしている
2026年2月28日、アメリカとイスラエルがイランを攻撃し、イランはその日のうちにホルムズ海峡を閉鎖しました。世界の石油の5分の1が通っていた海の出口です。ブレント原油は3月の1か月だけで約60%上昇し、1990年湾岸戦争の46%を抜く、取引開始以来の月間最大の上げ幅を記録しました。
9月11日にはフーシ派が紅海の出口バブ・エル・マンデブ海峡を押さえ、同じ日にサウジの東西パイプライン(ホルムズを迂回する唯一のバックアップ、日本の1日の消費量の1.2〜1.5倍が通る管)がドローン攻撃で閉鎖。3日後の9月14日、米10年債利回りが5%を超えました。

「モデル化のしかたが分からない」と書いた銀行
9月17日、JPモルガンは投資家向けレポートにこう書きました。原油価格について、私たちにはもうベースラインの見通しがない。この終わり方をどうモデル化すればいいのか、率直に言って分からない。世界中に何千人ものアナリストを抱える会社が、公式に「分かりません」と言ったわけです。彼らは戦争が始まったとき、政権が絶対に越えさせないはずの線を4本置いていました。原油100ドル、ガソリン1ガロン5ドル、インフレ率4%、10年債利回り5%。9月にその全部が踏み越えられ、前提が崩れたのでモデルが壊れた。それが白旗の中身です。
S&P500やオルカンの中身であるアメリカ企業は今、軽油265円と金利5%の中で商売をしています。「日本はガソリン170円だから関係ない」と思った方こそ、次の章を読んでください。
持ち帰りメモ①:軽油は「経済の血液」。原油より軽油が上がっているときは、物流コスト経由の値上げがこれから来るサイン。
第2章:軍隊では勝てない相手を、国債市場で殴る
この章のポイント
- 米政府債務は8/18に40兆ドル(6,300兆円)突破。年間利払い1兆ドルは国防予算を上回った
- 仮説①:イランが狙っているのは米軍ではなく、利払いという財布
- 今回のインフレはコストプッシュ型。利上げは効かず、副作用(赤字拡大→国債増発→金利上昇)だけが出る
利払いが軍事費を超えた大国は、長く大国でいられない
アメリカの政府債務は2026年8月18日に40兆ドル(6,300兆円、日本のGDPの10倍以上)を超えました。大事なのは総額ではなく利払いです。国の借金は返すのではなく借り換えるので、10年債が4%から5%に上がれば借り換えのたびに利払いが膨らむ。今の年間利払いは1兆ドル、約160兆円で、2026年の国防予算を丸ごと上回りました。歴史家のニーアル・ファーガソン氏は「軍事費より利払いが大きくなった大国は長くは大国でいられない」とまとめています。
仮説①はここを突きます。原油を上げれば軽油が上がり、トラックで運ばれる全てのものが上がる。インフレが上がればFRBは利上げせざるを得ず、金利が上がれば40兆ドルの借り換えコストが跳ね上がる。軍隊は1発も撃たなくても、相手の財布を殴り続けられる。しかもイラン側はこれを隠していません。国会議長のガリバフ氏は9月、ベッセント財務長官を名指しで「戦略石油備蓄が減り、国債利回りが上がり、あなたは手詰まりだ」と挑発する投稿をしています。

効かない病気に、効かない薬
「FRBが利上げしたならインフレは収まるのでは」と思いますよね。ここが今日いちばん押さえてほしい仕組みです。利上げという道具は、借りすぎのインフレを止めるために作られています。ところが今回のインフレは、借りすぎではなく石油が足りないことから来ている。コストプッシュ型です。金利を上げてもホルムズ海峡は開きませんし、サウジのパイプラインも直りません。それどころか、債務がGDPの120%ある国で金利を上げると利払いが増えて財政赤字がさらに膨らみ、赤字を埋める国債の発行が増え、利回りがまた上がる。薬が症状を悪化させる方向に働くのです。
そして誰が得をして誰が損をするかも、はっきり分かれます。金利5%で得をするのは、国債や短期の運用商品にまとまったお金を置いている人。損をするのは、ガソリンを入れて食料を買ってローンを払っている普通の人。資産を持つ人はより豊かに、持たない人はより苦しく、Kの字のように上下に開いていきます。次のFOMCは10月27〜28日。その前後で中東の石油施設に何が起きるかが、仮説①の答え合わせになります。
持ち帰りメモ②:「利上げ=インフレ抑制」は借りすぎ型の話。石油不足のコストプッシュ型では、利上げは利払いと財政赤字を増やす副作用のほうが大きい。
第3章:「助けない」と「売る」を1週間でやる商売
この章のポイント
- 仮説②:国と国の話として見るから分からなくなる。金の流れを追えば、防衛産業・ウォール街・ビッグテック
- 仮説③:世界の供給を燃やしているのはアメリカ自身。ノルドストリームという前例がある
- 仮説④:意思決定者の一部が「予言の成就」と信じているなら、経済合理性では終わらない
防衛産業、ウォール街、ビッグテック
サウジの皇太子はパイプライン攻撃の日、ホワイトハウスに2度電話をかけて軍事支援を求め、断られました。その翌週の9月17日、米国務省はサウジへのF35戦闘機48機、総額243億ドル(3.8兆円)の売却を承認しています。守ってはあげないが武器は売る。これを1週間のうちにやりました。
ウォール街の儲け方は生活のスケールに直すと分かります。政府が国債を売るときは必ず銀行が間に入り、99万円で買って100万円で転売する差額が取り分。ところが今、外国の中央銀行がニューヨーク連銀に預けている米国債は2月末から820億ドル減って2012年以来の低水準で、買い手が減れば「95万円でしか売れません」と言えて取り分は5倍になる。さらに2025年7月のジーニアス法で、ドル連動のステーブルコイン発行会社は裏付けとして米短期国債を持つことが義務づけられました。買い手がいないなら、法律で買い手を作る。使う人の利息はゼロ、国債の5%は発行側と運用側に入ります。
ビッグテックについては前回の記事で書いたとおり、AI企業が求めているのは規制ではなく参入障壁です。防衛産業が戦争を、銀行が永遠の買い手を、ビッグテックがルールを手に入れる。誰も止める理由がありません。

燃やしているのはアメリカ自身、という見方
仮説③はさらにその上を行きます。世界最大の石油・ガス生産国であるアメリカにとって、よその供給が燃えれば世界は自分のところにドルで買いに来るしかない。ホルムズ閉鎖で最初に困ったのは湾岸の石油を世界でいちばん買う中国で、9月24日には米中首脳会談が予定されていた。カタールは3月に主力LNG設備の17%を失ってテキサスの輸出基地に頼り、8月にはアメリカがベネズエラの650億バレルを25年間開発する協定に国防長官の署名で調印しています。
そして前例です。2022年2月、バイデン大統領は「ロシアが侵攻すればノルドストリーム2は終わらせる」と会見で言い、7か月後にパイプラインは爆破され、ヨーロッパ最大のガス供給国はドルで売るアメリカになりました。起訴されているのはウクライナ軍の特殊部隊員だけで裁判は10月14日にハンブルクで始まります。アメリカが爆破したと証明されたわけではない。ただ、誰が得をしたかは証明の必要がないほどはっきりしています。
持ち帰りメモ③:仮説の正否より大事なのは「早く終わらせたい人が登場しない」こと。長引く前提で、自分の口座にどう刺さるかを先に考える。
第4章:予言と補助金で塗りつぶされた、日本の値札
この章のポイント
- 日本は原油の94%を中東に依存。ホルムズ閉鎖後、中東からの輸入は4月に前年の3割まで落ちた
- パニックが起きていないのは248日分の備蓄と、軽油・ガソリン51円/Lの補助金のおかげ
- 8月のCPI1.7%は塗りつぶした後の数字。電気ガス補助は9月使用分で終了、10月に食品3,033品目が値上げ
危機が来ていないのではなく、請求書が届いていないだけ
日本は原油の94%を中東から輸入し、その93%がホルムズを通っていました。3月以降、中東からの輸入は4月に前年平均の3割まで落ち、今も4割程度。それでもパニックが起きていない理由は、官民あわせて248日分の備蓄(3月に1か月分を放出)と補助金です。9月17日から30日の補助単価はガソリン・軽油・灯油とも1リットル51円と制度開始以来の最高額で、9月1日に予備費から6,136億円の積み増しが閣議決定されました。補助がなければ軽油は210円前後、ガソリンは220円を超えます。

その結果、2026年8月の消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年比1.7%、8か月連続で2%を下回りました。同じ月のアメリカは3.4%、ガソリンだけで前年比27%上がっています。日本の数字が低い理由は統計を見ればすぐ分かります。電気・都市ガス代が前年比▲2.1%、補助金で引き下げられた分が物価指数を押し下げている。つまり日本の1.7%というインフレ率は、原油が1か月で60%上がる世界を税金で塗りつぶした後の数字です。危機が来ていないのではなく、請求書が届いていないだけ。そして請求書には日付が書いてあります。
動画公開後に見えた、日本株の実際の値動き
動画では「石油元売り・商社・海運・防衛が追い風、運輸・航空・電力・化学が逆風」と業種の目安を示しました。ここは動画の補足として、イラン攻撃前日の2月27日から9月30日までの実際の株価を並べておきます。明確に追い風だったのは海運(日本郵船+33%)だけで、ENEOS▲8%、INPEX▲3%、三菱商事▲11%と元売り・商社はむしろ下げています。原油が上がっても補助金で店頭価格が抑えられ、需要減退の懸念が先に織り込まれた形です。逆風側は東京電力HD▲25%、三菱重工▲24%と教科書どおり。つまり「資源高=資源株が儲かる」という単純な連想は、補助金のある日本では成立しにくい。連想ゲームは一段深く、「誰が価格を転嫁できるか」まで見る必要があります。

持ち帰りメモ④:日本のインフレ率と給油所の値札は「補助金込み」。補助が切れる日付を知っている人だけが、10月以降の値上げを「予定された出来事」として迎えられる。
第5章:放水できるのは、溜めていた人だけ
この章のポイント
- 請求書の日付:電気ガス補助9月末終了、10月食品3,033品目値上げ、10月末に燃料補助基金の期限、住宅ローン変動金利は10月〜27年1月に引き上げ
- 出口は2つ。中央銀行が国債を吸って値段が上がり続けるか、金利が高いまま何かが壊れるか。生き残る資産は正反対
- 積み立ては保険。保険は放水できない。それ以外の「備蓄タンク」があるかどうか
10月から届く請求書のカレンダー
原油が上がると日本は電気料金、物流費、原材料費の3経路で輸入インフレを食らい、日銀は利上げで応じます。9月18日の1.25%はその動きで、住宅ローンの変動金利は早い銀行で10月から、多くは2027年1月にかけて上がる見込み。もう1つ、ドル円157円という日本固有の落とし穴があります。原油はドル建てなので、原油が10%上がって円が10%安くなれば輸入価格は21%上がる。仮説①の連鎖は、日本では為替の分だけ増幅されて届きます。

保険は放水できない
この先の出口の形は大きく2つしかありません。政府が国債を売れなくなって中央銀行が吸い、あらゆる値段が上がっていく出口か。金利が高いまま何かが壊れて、仕事と値段が一緒に壊れていく出口か。この2つで生き残る資産は正反対で、どちらに転ぶかをJPモルガンは「計算できない」と言っている。ただ、分からないことと動けないことは別の話です。
3月に原油が1か月で60%上がったとき、日本政府は1か月分の備蓄を放出できました。すごいことをしたわけではありません。何十年も前から、誰も見ていない平時に地下のタンクへ石油を溜め続けていた。溜めている間、その石油は1円も生まず保管費だけがかかる。それでも放水できたのは溜めていた国だけで、溜めていなかった国は同じ日に同じ危機が来て何もできませんでした。皆さんの資産形成に、この局面のための備蓄はあるでしょうか。積み立ては続けてください。あれは人生の保険で、保険としては完璧です。ただ保険は放水できません。原油が動いたとき、金利が動いたとき、為替が動いたとき、保険は何もしてくれない。問題はそれ以外の備蓄がタンクごと存在しているかどうかです。
持ち帰りメモ⑤:備蓄になる3つの見方:①今のインフレは利上げが効く種類か効かない種類か、②国債を誰が買って誰が売っているか、③自分の国の値札のどこまでが税金で塗りつぶされていて、いつ剥がれるか。
私たち個人投資家はどうするべきか
今日の話は、3つの見方を持っている人には最初から自分の口座の話として聞こえていたはずです。10月の値上げも住宅ローンの通知も日経平均の上げ下げも、驚く出来事ではなく予定された出来事に変わる。今日からできることを5つにまとめます。
- 「利上げが効くインフレか、効かないインフレか」で今のニュースを仕分ける。石油不足のコストプッシュ型に利上げは効かず、利払いと赤字を増やす。次のFOMC(10/27〜28)はその前提で読む
- 日本の値札に「補助金込み」の但し書きをつけて見る。軽油159円は補助前210円、CPI1.7%は電気ガス補助で押し下げた数字。補助が切れる日付(9月末・10月末)をカレンダーに入れる
- 「資源高=資源株」の一段先まで連想する。実データでは海運だけが追い風で、元売り・商社は下げた。価格を転嫁できる会社と、補助金で転嫁を止められている会社を分ける
- 金利5%の世界で「誰が得をするか」を確認する。得をするのは利息を受け取る側。自分の資産のうち、金利上昇で利息が増える置き場所がいくらあるか
- 保険(積み立て)とは別に「備蓄タンク」を持つ。2つの出口(値段が上がり続ける/何かが壊れる)のどちらが来ても動ける現金・金・外貨などの置き場所を、平時の今に作っておく
溜めた人と溜めていない人の差は平時には見えず、見えるのは放水が必要になったその1点だけです。眺めているだけの席にも、10月から給油所と電気料金の請求書という形で料金がつきます。
もちろん過去の実績は将来のパフォーマンスを担保するものではございません。本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではなく、投資は自己責任でお願いします。
動画では実際のチャートや資料を見ながら解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
「軽油が史上最高値」というニュース1本から、ホルムズ閉鎖、40兆ドルの利払い、効かない利上げ、国債の買い手を作る法律、そして日本の補助金の期限まで1本の線でたどり着く。この「連想ゲーム」ができるようになった瞬間、10月の値上げが「物価高いな」ではなく「予定どおり届いた請求書」に変わり、次に何が来るかを自分で判別できるようになります。
私が学長を務めるマネトレ大学では、金融知識ゼロだった大学生が米国大手証券会社に入社し学んだ金融知識、ルーティンワークを集約した金融特化型の教育研修を行っています。無料の勉強会「元ゴールドマン・サックス証券 尾崎邦明式 資産10倍ロードマップ」はYouTubeの各動画の概要欄からお申し込みください。日々のマーケット解説や最新情報は、無料LINEでもお届けしています。まずは無料LINEにご登録ください。
参考情報:JPモルガン商品調査(2026年9月17日、Natasha Kaneva氏)に関する報道(Planet Today、2026年9月)、資源エネルギー庁「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」(補助単価51円、9/17〜30)、レスポンス(2026年9月17日)、日本経済新聞(予備費6,136億円 閣議決定、2026年9月1日)、帝国データバンク 食品価格改定動向(2026年9月)、第一生命経済研究所 8月CPI解説(2026年9月18日)、日本銀行 金融政策決定会合(2026年9月18日)、FRB(2026年9月16日)、米財務省、Yahoo Finance 市場データ(2026年9月30日時点)



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