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初心者から投資のプロまで気にしている「アノマリー」とは

アノマリーについて

アノマリーというのを聞いたことあるでしょうか。

マーケットは上がるか下がるか誰にも予想がつきません。しかしある程度のサイクルで回っています。毎年毎年実は同じような傾向があったり、10年単位でなぜか同じような年に株価クラッシュが起きたりと実は理屈では説明できない同じような現象のことをアノマリーといいます。

投資をはじめたばかりの人も、プロの人もみんな知っておいた方がいい市場の性質といってもいいでしょうか。しかし明確な根拠がなく、「そうなっていることが多いよね」って話なので、絶対ということではありません。あくまで最後の参考材料に使ってくださいというものです。

日本でも海外でも有名ないくつかのアノマリーをこちら紹介させていただきます。

1月効果

海外ではJanuary Effectといわれています。一番よく知られているアノマリーの一つですね。

1月効果図

特徴:前年の第4四半期で下がった銘柄は1月に買われやすい。

考えられている主な理由:これは税金を少なくすることができるという理由があります。たとえばみなさんが今100万円の利益を2022年にあげたとしましょう。ですがBという銘柄だけが40万円分の含み損を抱えている状況です。通常このまま12月末を迎えると、100万円の利益が確定してしまっているので税金はこの100万円にかかります。しかしこのBという銘柄を損切すれば40万円分の損失が確定し、

結果的にその年の利益は100万円-40万円=60万円に税金がかかることになるのです。

Bがそれ以上に来年上がる見込みがあるのであればよいですが、そうでもない限りみなさんも税金を抑えたいですよね。ということで12月に必要以上にBは売られることになります。

ではBを買いたい人たちはどうするでしょうか、12月はみんなが売るアノマリーを知っていたら1月に買おうってなりますよね。

結果的に1月に投資家が集中しやすく上がりやすいというわけです。

日本ではこれを損益通算といったりする仕組みです。「1月効果」12月に株を買おうと思っている人はその銘柄が第4四半期に下がっていないか確認してみたくださいね。

Sell in May and go away, don’t come back until St Leger day.

これはイギリスの投資格言で5月に売ってどこかに行け、セントレジャーデイまで戻ってくるなという直訳になります。どういう意味かというと…

特徴:夏の5月の株式市場は盛り上がらないので5月で株を手放して、9月中旬に開催される有名なセントレジャーステークスという競馬レースの後に株を買いなおしなさいという意味です。

これは本当なのか、、、過去のデータをいろいろな人がいろいろなところでとっているのでそちら挙げておきます。

アメリカの株主総会の多くは4月から5月に行われるのだったり、夏休みが9月なので家族の時間を大切にするために株式市場から人がいなくなるなど様々な理由が言われています。ただデータで見ると割とあってそうなのがわかりますね。

ちなみに9月に株が弱いのは海外では「9月効果」とも言われています。ちょっと前のグラフですがどうやら年中持っておくというのが一番よさげですね。。。

年末ラリー

これは私の中では一番といってもいいくらいだいたい起こるものです。

特徴:年末に向けて株価はあがる。

理由:外資系で働いていた時にも強く感じたのですが、外国人の方ってほんとにクリスマスに仕事をしません。一説にはこれら休暇による売り圧力の低下という説もありますし、プレゼントやパーティなど消費が増えて経済が盛り上がるという説もあります。サンタクロースラリーとも呼ばれており、20年の平均株価推移を見てもやはり年末に一気に上がっていることがわかります。

S&P500季節性チャート

20年間の平均で見ると10月から12月の伸びがすごいことがわかる。逆に3月は底を打ちやすい。

1週間の中で言われるアノマリー

月単位ではなく曜日単位にもアノマリーはあります。

「月曜日効果」:これは月曜日の株式市場は前週の金曜日のパフォーマンスを引き継ぎやすいというものです。これはなんとなく合点がいきます。大事なニュースとかってわざわざみんなが休んでいる土日に出したりしないですよね。ニュースを出す人もお休みをしたいわけです。ということで金曜日の流れってだいたい月曜日引き継がれます。

そしてこれは個人的な経験則ですが月曜日の東京市場を予想したいなら金曜日のニューヨーク市場は気にしておくべきです。ニューヨークが閉まった次に開くのが日本市場ですからね。

これはニュースの読み方という会でもまた話します。

月末、四半期末は反対売買が起きやすい

これはあまり言われてないかもしれません。なんでかってオリジナルだからです。でもこういう性質があるのはみなさんなんとなく知っている人は知っています。ということで、、、

特徴:その月やその四半期で買われた銘柄やアセットは月末、四半期末に売られやすい。

主な理由:これはファンドを運用しているフローの特徴です。彼らはポートフォリオを組んで運用しています。ポートフォリオとはそれぞれの資産をある一定の%で運用することです。

しかし、もちろんそれぞれのアセットは日々変動するので四半期経つと、それぞれの資産規模が変わっています。これを一定の%に戻しなおす行為をリバランスといいます。

GPIFポートフォリオ

たとえばこちらわれらが年金を運用しているGPIFのポートフォリオです。それぞれ1/4ずつ決めて運用しています。ここである年に株がめちゃくちゃあがったとしましょう。そうすると株の資産高は増えますよね。そうするとまたこの1/4に戻すためには株を売ってそのお金を他の資産に入れる行為が必要です。

そうすると大きいところは株を売りますよね。これらはある程度の節目に行われるので四半期、半期、月末などは反対売買が行われる要注意ポイントなのです。

逆にずーっと下がっていた銘柄はこういった節目に買われやすいですよね。

アストロジー

新月満月効果

ここからはアノマリーに似ているアストロジーについても解説します。

アストロジーとは天体の動きと株価の関係性です。

「そんなんかんけいあるの?」と思った方も多いと思いますが私これで一時期ビットコインのトレードをしていました。

その時のチャートがこちらです。

青が新月ゾーン

こちらBTCJPYのチャートですが、青いゾーンが新月→満月に移る期間で、白いゾーンが満月→新月に移るゾーンです。この時は結構な確率で新月が出るとビットコインが落ちる現象がみられていました。

彗星逆行・金星逆行

太陽の周りをまわっている惑星たちですが見かけ上逆回りに回って見える時期があり、これを天体の逆行といいます。

この逆行期間は相場が天井や底値を付けやすいというものです。

2022年のすい星逆行期間(緑)と金星逆行期間(黄色)

はい、これら、天体の逆行と日経平均株価を組み合わせたものです。

これら天体の逆行期間はそれまでのトレンドを切り返して反対方向に行っていることがわかると思います。下がっていた株価があがったり、上がっていた株価が下がったり、と何かしらイベントが起こるのがこれら天体の逆行です。少し宗教染みた感じになってしまうのでこの辺にしますが2023年の天体逆行がいつなのか知りたい方もいらっしゃると思うのでそれだけ紹介します。

彗星逆行何回目?期間
1回目2022年12月29日~2023年1月18日
2回目4月21日~5月15日
3回目8月24日~9月16日
4回目12月13日~2024年1月2日

さらに今年の金星逆行期間は2023年7月23日~2023年9月3日です。

ということは3回目のすい星逆行と被りますね。要注意です。

昔先輩にもらった証券会社で実際に使われていたアノマリー集

こちらむかーしにソロモンブラザーズで働いていた先輩にもらったアノマリーです。結構これも当たっているように感じますのでメモしておくと便利かもですね。

アノマリー内容
1月年末の余韻が残っていて高値を付けやすい
2月要注意の月。翌月に向けて下がりやすい
3月決算の月。前月下げた場合は下げ止まる。前月上げた場合は下落
4月新年度で上げる
5月中弛みとなりやすい。外資系の中間決算近い。要注意
6月業界がボーナス時期を狙って基本的に上げる
7月上げトレンドも九合目。ここは利食い売りで現金化優先
8月静観
9月もっとも難しい時期。過去三か月のトレンド次第で上昇、下落が決まる。
10月特に後半は安値を付けやすい月
11月底打ちから上昇へ
12月上昇

おまけ(大物女優結婚ショック)

これはおまけです。おそらく何も関係はないでしょうが、過去に大物女優やモデルが結婚した次の日の日経平均は下がりやすいという傾向があります。さて、まずはグラフを見てみてください。

こちらとても良くまとまっていたのでbiz SPAから持ってきたものです。

有名人結婚ショック

ということで次の大物有名人の結婚には要注意ですね。

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プロフィール

こくチーズプロフィール

・幼少期よりヨーロッパ、アジアを中心に海外を周る。


・京都大学で建築のデザインを学び、図面制作事業(現Architech株式会社)を設立。


・首席で卒業後ゴールドマンサックス証券の当時最先端であるアジア株アルゴトレーダーとして勤務。1日に数100億円もの取引をさばく。


・2020年に独立後、株、為替、不動産、太陽光、マイニング、海外信託、ヘッジファンドなど様々な投資を行いながら法人向け運用&節税、個人向け資産形成&資産運用コンサルティング業を行う。


・関西と関東で教育の先生としても活躍。


・海外の金融の世界を見てきたならではの情報と分析をたまにブログに投稿している。

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