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信用買い残7兆円のリスク|天才投資家の失敗に学ぶAI相場の歩き方をマネトレ大学学長が解説

AIと半導体株が市場を牽引する一方、2026年7月にはキオクシアが1ヶ月で半値になるなど、急落も起きています。これは単なる調整なのでしょうか、それとも時代の転換点なのでしょうか。

本記事では、AIに誰よりも早く賭け、7兆円を築きながら1ヶ月で資産の8割を失った24歳の天才投資家の事例を元に、私たち個人投資家が同じワナに陥らないための教訓を、マネトレ大学学長が解説します。

この記事でわかること

  • 読みが正しくても市場から退場させられた天才投資家の失敗のメカニズム
  • 日本の個人投資家の口座に潜む「確信・集中・借金」という3つのリスク
  • 相場の急変に耐え、資産を守るために自分の口座を点検する3つの視点

マネトレ大学学長の尾崎が運営するYouTubeチャンネル「おーちゃん【元外銀マン】」で解説した内容を、動画公開後の市場データ(AI関連株の実際の値動き)まで織り込んでお届けします。

結論:相場の成否は「読み」より「賭け方」で決まる

あなたの投資スタイル潜むリスク
信用取引派借りたお金で特定のAI・半導体銘柄に集中投資している。天才投資家と同じ「確信・集中・借金」の3点セット。数日の急落で追証が発生し、強制的に退場させられるリスクと隣り合わせ。
退職金つっこみ派退職金などのまとまった資金を、確信のある数少ないAI関連テーマに投じている。借金はなくても「確信・集中」の2つを握っている。追証はないが、誰も止めてくれないため、下落局面で損失を拡大させやすい。
インデックス積立派S&P500やオルカンに分散投資しているつもりが、実態は上位10社のAI関連銘柄に資産の4割が集中している。自覚なく「AIへの確信」と「見えない集中」を抱えている。AI関連株が崩れると、分散効果が思ったように働かない可能性がある。

投資の成否は、相場観の正しさ以上に「どう賭けるか」というリスク管理で決まります。特に、「確信」「集中」「借金」の3つが揃う時、プロでも一瞬で市場から退場させられる危険があります。この記事では、あなたの投資スタイルに潜むリスクを点検し、次の急落を生き残るための視点を解説します。

第1章:なぜ24歳の天才は、たった1ヶ月で7兆円を失ったのか

この章のポイント

  • 半年で+439%を達成した天才AI研究者のファンドが、ウォール街を震撼させる
  • わずか1ヶ月で運用資産7兆円のうち5.5兆円が消滅。資産の約8割を失う
  • 事件の背景にある「確信・集中・借金」は、日本の個人投資家と共通の構造を持つ

ウォール街を震撼させた市場最大級の損失

2026年の夏、アメリカの金融業界で市場最大級のトレーディング損失事件が起きました。24歳のAI研究者、レオポルド・アッシェンブレナー氏が運用するファンドが、わずか1ヶ月で資産の約8割、金額にして5.5兆円を失ったのです。

彼は19歳でコロンビア大学を首席卒業し、OpenAIに勤務した経歴を持つ天才です。2024年に独立して立ち上げたファンドは、2026年の前半わずか半年で+439%という驚異的なリターンを叩き出し、運用資産は7兆円規模にまで膨れ上がっていました。

彼の投資哲学は「AGI(汎用人工知能)は市場の想定よりずっと早く来る」という強い「確信」に基づき、資産をAIインフラ(半導体、データセンター、電力)というごく少数のテーマに「集中」させるものでした。そして、そのリターンを加速させたのが「借金」、つまりレバレッジです。


図1:天才投資家を退場させた3つの要素
図1:天才投資家を退場させた3つの要素

日本の信用買い残6.7兆円は他人事ではない

「ヘッジファンドの話でしょう?」と思った方もいるかもしれません。しかし、これは日本の個人投資家にとっても決して他人事ではないのです。東京証券取引所が公表する日本の個人投資家の信用買い残高(証券会社からお金を借りて株を買っている金額)を見てみましょう。

  • 過去最高:2026年6月26日時点で7兆1,670億円
  • 動画時点:2026年10月9日時点で6兆7,080億円

この金額は、今回消えた5.5兆円と同じ桁の規模です。借りたお金で、確信のある銘柄に集中投資する。これはアッシェンブレナー氏がやっていたことと全く同じ構造であり、何十万人もの日本人投資家が、規模を小さくした「ミニチュア版」のリスクを抱えていると言えます。


図2:日本の個人投資家による信用買い残高の推移
図2:日本の個人投資家による信用買い残高の推移

彼の読みは間違っていたのでしょうか?いいえ、AIが世界を変えるという彼の読みは、2026年11月の今から見ても外れていたとは言えません。それでも彼は退場させられました。この崩壊劇を追いながら、正しくても退場する仕組みがどう動くのかを見ていきましょう。

持ち帰りメモ①:「AIは正しい」という読みが当たっていても、賭け方(確信・集中・借金)を間違えれば、プロでも一瞬で退場させられる。

第2章:5倍速で資産が増え、5倍速で消える「レバレッジ」の仕組み

この章のポイント

  • 元手100万円が500万円分の取引になる仕組みがレバレッジ(信用取引)
  • 株価が10%上がれば利益は50%、10%下がれば損失も50%に膨らむ
  • 元手がゼロになる前に、貸し手である銀行が強制決済する「追証(マージンコール)」

半年で439%を生んだ魔法の計算式

彼の驚異的なリターンは「レバレッジ」によって生み出されました。彼は投資家から預かった1ドルに対し、銀行から3〜4ドルを借り入れて株を買っていました。これを皆さんのスケールに直して考えてみましょう。

手元に100万円の自己資金があるとします。証券会社から400万円を借り、合計500万円分の株を買う。これがレバレッジ5倍の状態です。この株が10%値上がりすると、利益は500万円の10%で50万円。元手は100万円ですから、利益率は一気に50%になります。10%の上昇が50%の利益に化けるのです。

彼の半年で+439%という数字も、この掛け算で説明がつきます。しかし、この魔法は逆にも働きます。もし株価が10%下がったらどうなるでしょうか。損失は50万円となり、元手の100万円の半分が一瞬で消えます。20%下がれば、元手はゼロです。上りのエスカレーターも下りのエスカレーターも、同じ5倍速なのです。

「追証」はなぜ発生するのか

話の本題は、元手がゼロになる手前にあります。お金を貸している銀行や証券会社は、借り手の元手がゼロになるのを黙って待ってはくれません。株の価値に対して、借り手の自己資金が一定の割合(例えば20%)を下回った瞬間、貸し手から連絡が入ります。「すぐにお金を追加するか、持っている株を売って返済するか、今日中に決めてください」と。

これが「追証(おいしょう)」、英語で「マージンコール」と呼ばれる仕組みです。日本の信用取引も同じ構造で、一般的に保証金が20%を切ると追証が発生します。個人投資家であれば、保有株の一部を売れば済みます。市場はいつでもあなたの100株や1,000株を買い取ってくれるでしょう。

しかし、7兆円を動かすファンドが数兆円規模の株を売ろうとした時、市場にそれを一度に買ってくれる相手はいません。売ろうとすればするほど、自分の売りで株価が下がり、さらに追証が膨らむという悪循環に陥ります。相場において「大きいこと」は、有利どころか出口のドアを狭くすることを意味するのです。

持ち帰りメモ②:追証の計算式に「あなたの相場観が正しいか」は一行も含まれていない。機械的なルールで、強制的に退場させられるのがレバレッジ取引の本質。

第3章:崩壊のタイムライン:2026年7月、市場で何が起きたのか

この章のポイント

  • 小さなニュースがきっかけで半導体株が下落。連鎖的に追証が発生し、売りが売りを呼ぶ展開に
  • 好決算なのに株価が下がる怪現象から、プロは「誰かが強制的に売らされている」と気づく
  • 最終的に「ウォール街の掃除屋」ケン・グリフィン氏に、持ち株を1割引で買い叩かれる

運命の7月:崩壊の日めくりカレンダー

2026年7月1日、ブルームバーグが「Metaが余ったAI計算能力を外部に販売しようとしている」と報じました。これが「AIの需要は市場が思うほど逼迫していないのでは?」という疑念を生み、半導体株の下落が始まります。

この流れは、特にレバレッジをかけて半導体株を買っていた韓国の個人投資家を直撃しました。7月、韓国市場では2兆ウォン(約2,000億円)を超える追証による強制決済が発生。アッシェンブレナー氏のファンドが大量保有していたSKハイニックスの株価は高値から約半分に急落します。彼のファンドの持ち株も、月の半ばには軒並み30〜50%下落していました。

決定的なサインは7月23日に現れます。Intelが市場予想を大きく上回る好決算を発表し、株価は時間外取引で急騰しました。しかし翌24日、市場が開いた瞬間にその上げを全て消し、さらに下落したのです。好決算で株価が下がる。プロの投資家はこの異常な動きを見て「巨大な持ち主が良いニュースを出口にして売らざるを得ない状況にいる」と察知します。

ゴールドマン・サックスら貸し手の論理

7月の最終週、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカなど、彼にお金を貸していた大手銀行が一斉に追証を要求しました。皮肉にも、彼が投資家向けの手紙で「これは買い場だ」と強気を見せ、自身の結婚式を控えた週末のことでした。

彼は一部の株を売って応じようとしましたが、焼け石に水です。数兆円単位の株を一度に売る必要がありましたが、そんなことをすれば市場はパニックに陥り、株価はさらに暴落します。貸し手である銀行は、ここで情けをかけません。私の古巣であるゴールドマン・サックスを含め、彼らの仕事は貸したお金を回収することであり、借り手の相場観が正しいかどうかは一切関係ないのです。

巨大ファンドを1割引で買い叩いた男

残された道は一つ。全保有株を、市場外で一人の買い手にまとめて引き取ってもらうことでした。買い手として現れたのが、ケン・グリフィン氏。約12兆円を運用する巨大ファンド「シタデル」の創業者で、経営難に陥ったライバルから資産を安値で引き取ることから「ウォール街の掃除屋」の異名を持つ人物です。

7月30日の市場が開く前、アッシェンブレナー氏のファンドの全公開株は、市場価格から約1割引の値段でシタデルに引き渡されました。7兆円あった運用資産は、この1ヶ月で1.6兆円にまで減少。彼の天才的な読みは、たった数週間の市場の混乱に耐えられず、強制的に幕を下ろされたのです。

持ち帰りメモ③:巨大すぎるポジションは、平時には力に見えるが、有事には出口を塞ぐ足かせになる。好材料さえ「売り場」として使われるのが強制決済の現実。

第4章:これはあなたの物語。日本の個人投資家に潜む3つのワナ

この章のポイント

  • 信用取引派:アッシェンブレナー氏と同じ「確信・集中・借金」のリスクを抱える
  • 退職金つっこみ派:借金がなくても「集中」投資は静かな退場リスクをはらむ
  • インデックス積立派:「分散」しているつもりが、実態はAI関連株に4割が集中している

彼の失敗は、決して遠い世界のヘッジファンドの話ではありません。日本の個人投資家の口座にも、形は違えど同じワナが潜んでいます。あなたの投資スタイルはどのタイプに当てはまるか、確認してみましょう。


図4:個人投資家のタイプ別リスク分析
図4:個人投資家のタイプ別リスク分析

信用取引派:あなたは彼の「ミニチュア版」かもしれない

冒頭で触れた日本の信用買い残約7兆円。これは、アッシェンブレナー氏と全く同じ「確信・集中・借金」の構造を内包しています。特に信用買い残が増えているのは半導体やAI関連といった、彼が投資していた業種とほぼ重なります。

2026年10月半ば、日経平均は1週間で3,700円下落しました。これは約5%の下落です。レバレッジ5倍なら、元手の25%が消える計算になります。あなたは、自分の口座が何%の下落に耐えられるか、具体的な数字で把握しているでしょうか。相場が良い時にこの計算をしていないことこそが、崩壊の始まりなのです。

退職金つっこみ派:誰も止めてくれない静かな退場リスク

「借金はしていないから大丈夫」という方も安心はできません。例えば、退職金2,000万円を「これからはAIだ」と確信し、数銘柄にまとめて投資したとします。ここには借金はありませんが、「確信」と「集中」の2つが揃っています。

アッシェンブレナー氏のポートフォリオは、上位5銘柄で76%を占めていました。退職金を数銘柄に分けただけでは、彼と変わらない集中度になります。借金がない分、追証の電話は来ません。しかし、誰も強制的に止めてくれないため、下落局面で「いつか戻るはずだ」と持ち続け、損失を拡大させてしまう「静かな退場」のリスクがあるのです。

インデックス積立派:その「分散投資」、本当に分散できていますか?

「S&P500やオルカンに積立投資しているから分散は完璧」と考えている方も、一度立ち止まる必要があります。S&P500は500社に分散しているはずですが、その実態は大きく変わってきています。

ゴールドマン・サックスの2026年9月のレポートによると、S&P500の市場の幅(上昇に寄与している銘柄の広がり)はドットコムバブル期以来の低水準にあります。実際、2026年6月時点で、S&P500は上位10銘柄だけで指数全体の約4割(39.5%)を占めており、そのほとんどがAI関連企業です。


図5:S&P500における上位10社の構成比率
図5:S&P500における上位10社の構成比率

つまり、分散しているつもりの口座が、実は「AIが正しい」という一本の綱に資産の4割をぶら下げている状態なのです。AI関連株が崩れる局面では、分散効果が思ったように働かず、想定以上の下落に見舞われる可能性があります。

動画公開後に起きたこと

動画で解説した2026年7月の市場混乱の後、興味深い動きがありました。アッシェンブレナー氏の持ち株を引き取ったシタデルは、8月には取得したポートフォリオのリスクの8割以上を解消したと報じられています。これは、市場から巨大な売り圧力が消えたことを意味し、彼が売却した直後にAI関連株が反発した一因と考えられます。「彼が売ったから、株価は戻った」のです。

一方で、市場の過熱感を指摘する声も高まっています。2026年10月29日のBigGoファイナンスの記事では、S&P500のバリュエーションがドットコムバブルのピークに迫っていると指摘。また、ドットコムバブル崩壊を予言した著名なアナリストからは、S&P500が最大75%下落するリスクを警告する声も上がっています(Business Insider Japan, 2026-07-21)。


図3:ドットコムバブル崩壊とシスコシステムズの株価
図3:ドットコムバブル崩壊とシスコシステムズの株価

歴史を振り返れば、世界を変える技術への期待は、常にバブルと崩壊を繰り返してきました。19世紀の英国鉄道バブルも、2000年のドットコムバブルも、技術は本物でしたが株価は暴落し、高値を取り戻すのに何年もかかりました。今のAI相場がどの地点にいるのか、冷静に見極める必要があります。


図6:歴史的な技術革新と株価のバブル
図6:歴史的な技術革新と株価のバブル

持ち帰りメモ④:あなたの口座に「確信・集中・借金」の要素がいくつあるか数えてみよう。ゼロだと思っていても、見えない集中リスクを抱えている可能性がある。

第5章:実力か、ただの運か。暴落で退場しないための自己診断法

この章のポイント

  • 「半年で+439%」という結果だけでは、それが実力か運かは見分けられない
  • あなたの昨年の利益は、あなたの「実力」か、それとも相場全体の「天気の良さ」か
  • 自分の口座の耐久性を測る3つの質問で、次の暴落に備える

結果だけでは実力と運は見分けられない

最後に一つ、問いを残したいと思います。2026年6月の時点で、アッシェンブレナー氏の「半年で+439%」という成績表を見せられて、あなたはこのリターンが彼の実力によるものか、単に相場が良かっただけの運かを見分けられたでしょうか。

シリコンバレーの著名な起業家たちも、ウォール街のプロも見分けることなく彼にお金を預けました。見分けられない理由は単純です。短期的な結果だけを見ても、それが実力と運のどちらによるものかを区別することはできないからです。「明日は晴れる」と予言して当たった素人と、気象予報士を1日だけ見て区別できないのと同じです。

この問いは、そのまま私たちの口座に跳ね返ってきます。2025年から2026年にかけて、多くの個人投資家の資産は増えました。その利益は、あなたの実力だったのでしょうか?それとも、ただ天気が良かっただけなのでしょうか?理由を説明できない利益は、次の損失の種になります。

あなたの口座は何%の下げまで耐えられますか?

彼を殺したのは借金そのものではなく、「自分の口座がどれだけの下げまで耐えられる設計になっているか」を、相場が良い時に一度も計算していなかったことです。次の暴落を生き残るために、自分の口座を3つの視点で点検してみましょう。

  • 質問①:自分の確信はどこから来ているか?
    株価が上がっているから信じている(値段の情報)のか、事業内容や未来を理解して信じている(物語の情報)のか。
  • 質問②:何%の下げで売らされる設計か?
    信用取引なら追証が発生する維持率。現物でも、精神的に耐えられなくなり「自分自身に売らされる」ラインはどこか。
  • 質問③:売る時の買い手は誰か?
    自分の売り注文を、誰が、いくらで受け止めてくれるのか。巨大な売りが出た時、市場がどう反応するか想像したことがあるか。

Intelの決算翌日に彼の名前を言い当てたウォール街のプロは、この3つを彼の口座ではなく、自分の口座で毎日見ています。投資の目的は、相場を当てることではありません。どんな相場が来ても、生き残り続けることです。

持ち帰りメモ⑤:理由を説明できない利益は、次の損失の種。相場が良い今のうちに、自分の口座の「耐久性」を数字で把握しておくことが最大の防御になる。

私たち個人投資家はどうするべきか

今日の話は、天才投資家の特殊な失敗談ではありません。私たちの誰もが陥る可能性のあるワナを示唆しています。自分の資産を守り、育てていくために、今日からできることを5つにまとめます。

  1. 自分の「賭け方」を点検する。資産を「確信・集中・借金」の3つの観点で見直しましょう。特に信用取引をしている方は、維持率だけでなく、何%の下落で追証が発生するかを具体的に計算してください。
  2. ポートフォリオの集中度を把握する。S&P500やオルカンに投資している方も、上位10銘柄で資産の何割を占めるか確認しましょう。分散しているつもりが、特定のリスクに晒されている可能性があります。
  3. 退職金など大きな資金の投入は慎重に。まとまった資金を一度に投じるのは「時間の分散」を放棄する行為です。コア・サテライト戦略などを活用し、リスクを管理しながら投資することを検討しましょう。
  4. 下落シナリオを想定する。現在のポートフォリオがもし30%下落したら、資産額はどうなるか、そして自分は精神的に耐えられるか、冷静なうちにシミュレーションしておくことが重要です。
  5. 学びを止めない。市場のニュースが出たとき、それが自分の資産にどう影響するかを考える習慣をつけましょう。専門家の意見を鵜呑みにせず、一次情報や過去の事例にあたることで、自分なりの判断軸が養われます。

もちろん過去の実績は将来のパフォーマンスを担保するものではございません。本記事で紹介した銘柄は業種の代表例であり、特定の銘柄の購入を推奨するものではなく、投資は自己責任でお願いします。

動画では実際のチャートや資料を見ながら解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

今回の崩壊劇は、MetaがAI計算能力の外部販売を報じた小さなニュースから始まりました。これが「AIの需要は市場想定ほどではないのでは?」という疑念を生み、半導体株の下落に繋がりました。その火の粉が、レバレッジをかけていた投資家に燃え移り、最終的にはIntelの好決算という「良いニュース」さえも、追証のための「出口」として使われる事態に至ったのです。この「連想ゲーム」を自分でできるようになることが、次の危機を乗り越える力になります。

私が学長を務めるマネトレ大学では、金融知識ゼロだった大学生が米国大手証券会社に入社し学んだ金融知識、ルーティンワークを集約した金融特化型の教育研修を行っています。無料の勉強会「元ゴールドマン・サックス証券 尾崎邦明式 資産10倍ロードマップ」はYouTubeの各動画の概要欄からお申し込みください。日々のマーケット解説や最新情報は、無料LINEでもお届けしています。まずは無料LINEにご登録ください。

参考情報:日本取引所グループ「信用取引残高等」(2026年10月)、Business Insider Japan「S&P500は、最大75%下落する!? ――ドットコムバブル崩壊を予言した「永遠の弱気派」が示す3つの根拠」(2026年7月21日)、BigGo ファイナンス「S&P500のバリュエーションがドットコム・ピークに接近、イールドカーブの警告信号は沈黙」(2026年10月29日)、Investing.com「S&P 500の市場の幅、ドットコムバブル以来の最低水準に=ゴールドマン・サックス」(2026年9月28日)、moomoo証券「シタデルのケン・グリフィン氏、アッシェンブレナー氏のファンド資産の大部分を売却したと明かす」(2026年8月21日)、アモーヴァ・アセットマネジメント「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」(2026年9月2日)、Wikipedia「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」、Wikipedia「鉄道狂時代」、Yahoo Finance 市場データ(2026年11月6日時点)

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プロフィール

こくチーズプロフィール

・幼少期よりヨーロッパ、アジアを中心に海外を周る。


・京都大学で建築のデザインを学び、図面制作事業(現Architech株式会社)を設立。


・首席で卒業後ゴールドマンサックス証券の当時最先端であるアジア株アルゴトレーダーとして勤務。1日に数100億円もの取引をさばく。


・2020年に独立後、株、為替、不動産、太陽光、マイニング、海外信託、ヘッジファンドなど様々な投資を行いながら法人向け運用&節税、個人向け資産形成&資産運用コンサルティング業を行う。


・関西と関東で教育の先生としても活躍。


・海外の金融の世界を見てきたならではの情報と分析をたまにブログに投稿している。

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