海外では有名!S&P500の割高割安(PEレシオ)について考える

PEレシオというのをよく記事で見かけるけどどういう意味なの?

海外の株の分析屋の中ではたびたび登場するこの意味が分かれば指数の仕込み時もわかるかも

スティーブ
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PEレシオというのを聞いたことがある人もいると思います。Price Earnings Ratioといって和訳では株価収益率と訳されます。株価÷一株当たり利益。PERの方が日本ではなじみがあるかもしれません。

その企業の利益に比べて株価が割安か割高かを判断するのに役立ちます。

個別企業で計算してみよう

まずは個別の株で計算してみましょう。

今株価が1000円で市場に株が100万株、その企業の1年間の純利益が1億円の企業があったとします。

まずは1株あたりの純利益を出さないといけないので1億円÷100万株=100円となります。つまり1株当たりの純利益は100円です。今1株の価格が1000円なので

1000円÷100円=10倍となります。

これは見方を変えればこの企業は10年でこの株の元を取れることにもなります。各業種によってPERは異なるので他の業種と比べてみるのが大事です。

サービス業や機械業なんかはPERが高く40台がごろごろいます。どんどん会社を回して投資家もより期待をもって投資している分野です。IT企業なんかもPERは高く、一般にこういった成長産業のことをグロース銘柄といったりもします。

反対に銀行業や建設業、海運業といったしっかり目の企業のPERは10台で推移しており。割安株のバリュー株と言われたりすることが多いです。

インデックスのPER

今各種インデックスはここ最近類を見ない落ち方をしています。S&P500 も年始から15%以上の下落です。

finviz dynamic chart for  VOO

海外のサイトではこの下落がいつまで続くのかという予想の根拠の中にS&P500のPERを計算している記事をよく見かけます。

S&P500 PEレシオ

インデックスは各企業を一定の割合で集めたものです。S&Pという会社がアメリカを代表する500社を集めたのがS&P500です。

さてそれのPERですからもちろん全部の企業の純利益を集めて割って計算したものがS&P500のPERです。何個か計算方法にも種類があり、方法が異なりますが、ざっくりとは個別の企業で行ったものと同じ計算方法です。

要は今までは投資家が市場を過大評価しており、PERが高めだったのがこれまで株価が登り調子だった原因みたいです。たしかに図をみてみると2020年をピークに上がりすぎていたPERが下がってきても都の水準に戻ってきています。

各外資系証券会社の分析の中ではPERの標準的な水準が過去のデータを基に計算すると15であるのでまだまだ株価が下がる余地があるという分析です。

ちなみにこの2010年付近の圧倒的なPER上昇は何だと思いますか?

リーマンショックですね。2008年2009年に起きました。企業の収益が圧倒的に落ちて結果的にPERは大幅に上昇したわけです。上が切れてしまっていますが123まで上昇しました。

さてここで疑問が浮かんだ方がいるとおもいます。

1年の業績だけで判断するとブレが生じるんじゃないかしら?

シラーPER(CAPEレシオ)

そこで長期の平均利益を用いて計算したPERが開発されました。それがシラーPERと呼ばれるものです。

S&P500のシラーPER

シラーPER=現在の株価÷(過去10年間の1株当たり純利益の平均値)

ということで過去10年分のデータを使います。これで今年だけ純利益の調子がいいとか悪いというのを排除して今の株価が高いか安いかを見ることができますね。

しかも10年で物価も変わりますからインフレ補正もしています。長期的に今が割高か割安かが見て取れますね。

年始からかなりS&P500は落ちていますがこれで見るとまだまだ高い水準にあることがわかります。1930年付近のブラックチューズデーいわゆる世界大恐慌とようやく同じ水準です。

こういったデータを見ていると今はまだインデックスに積極的に投資するタイミングではないことが予想できます。

PERをみてもシラーPERを見てもまだまだ割高です。

パッとみてこんだけ落ちてきたんだから買おうかと予想するのではなく、まだまだ過去の分析からしたら落ちる余地があることを認識して底に向かって買っていってくださいね。

いろいろなインデックスのPERをみてみたら何か気づきがあるかも

スティーブ
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プロフィール

こくチーズプロフィール

・幼少期よりヨーロッパ、アジアを中心に海外を周る。


・京都大学で建築のデザインを学び、図面制作事業(現Architech株式会社)を設立。


・首席で卒業後ゴールドマンサックス証券の当時最先端であるアジア株アルゴトレーダーとして勤務。1日に数100億円もの取引をさばく。


・2020年に独立後、株、為替、不動産、太陽光、マイニング、海外信託、ヘッジファンドなど様々な投資を行いながら法人向け運用&節税、個人向け資産形成&資産運用コンサルティング業を行う。


・関西と関東で教育の先生としても活躍。


・海外の金融の世界を見てきたならではの情報と分析をたまにブログに投稿している。

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