(米)ゴールドマンの運用ポートフォリオから読み解く投資戦略

ユキ
ユキ

有名な会社よね、どんな運用しているか興味あるわ

僕たちでも何かマネできることが見つかるといいね

ホーメイ
ホーメイ

会社の歴史

ニューヨークに本社のあるゴールドマンサックスグループ。世界的にも有名な金融の会社であります。

日本ではゴールドマンサックス証券の他に、アセットマネジメントという別会社もあり、結構混同されている方もいらっしゃいますが結構やっていることは違います。

もともとはマーカス・ゴールドマンさんが初めた小さな商店からその後サミュエルサックスさんが共同経営者になり今の名前になったそうです。新入社員研修では会社の歴史をみっちり叩き込まれたのを覚えています。

今では遥か彼方ですが。。。

finviz dynamic chart for  GS

運用ポートフォリオ

さて今日は以前も「バークシャーハサウェイの運用」でもご紹介させていただいている13F Filingからゴールドマンサックスグループの投資ポートフォリオを見て、勉強になる面白い手法が見えたのでご紹介します。

こちら運用ポートフォリオです。報告書に載っているだけでも全部で6793銘柄を保有しています。

もちろんこれは米国株だけです。

一番組み入れ銘柄の中で比率が大きいもので3.5%、運用額は去年9月のデータで約170億ドル(約1.7兆円)です。

逆算すると全体の報告されている運用総額は約48兆円となりますね。

第二位で2.4%なので相当細かく分けていることがわかります。

とはいえ、申し訳ないですがグラフが相当見にくくなってしまうので本日は円グラフではなくトップ20社に絞ってみて表示しています。

真似してポートフォリオをつくるにもこんなに細かく振り分けられてたら買えないね

ホーメイ
ホーメイ

最も買われている銘柄からわかること

他の報告されているファンドと異なりオプション商品を駆使していることがわかります。

第4位や5位のマイクロソフトやアマゾンは2021年大きく伸びた銘柄ですよね。

他にもアマゾンやアルファベット、メタ、テスラなどが名を連ねていることからかなり王道を行った投資スタイルであることがわかります。

すごいすごいといわれているこんな会社でも運用している商品は意外と我々と変わらないですね。

と、思いきや重要な手法が実は隠されているので解説します。

第一位の商品はSpdr s&p 500 etf trustです。皆さんもおなじみNISAなんかで取引している人も多いでしょう。

S&P500ですね。

finviz dynamic chart for  SPY

第2位が注目です。

Spdr s&p 500 etf trustという同じ商品なのですがTypeのところにPUTと書いてあります。これはプットオプションという商品ですね。

PUTってなにー?

オプションとは?

オプションとは少しレベルが高い商品で、一般の方々では手が届きにくいものです。

もちろん一般の方でも取引をしようと思えば証券会社で普通にできます。しかししっかり理解しないと大きな損失につながるのと、日本では商品数が少ないためあまり流行っておりません。実はアメリカではこちらのオプション取引の方が素人の中でも主流です。

ではどういう性質の商品なのでしょう。

オプションには大きく分けて2つの商品があります。

それがCALLオプションPUTオプションです。CALLオプションとは「ある期限である価格で買う権利」のことです。

プットオプションは逆に「売る権利」です。今日は解説のためにプットオプションを解説します。

プットオプション買いの損益図

株は一度買えば上がった分だけ利益がでて、下がった分だけ損失が起きます。

オプションのいいところは損失を限定してどこまででも上を目指せるところなのです。

オプションには権利行使価格という値が存在します。今「ある商品を1000円で売るプットオプションを100円で購入したとしましょう」(上図)

1000円より下がっていけば自分はそれより高い価格で売る権利を持っているわけですから利益が出ます。売ってその場で買い戻せば利益がでますよね。

損益分岐点は最初にプットオプションを買った代金(プレミアム)が100円なので900円になりますよね。一方この商品が1000円を超えてどんどん上がっていったとしても権利を行使しなければいいので損失は100円で収まります。

このように価格が一方に動けば無限に利益が出るが、反対側に行っても損失を抑えられるところがオプション商品の特徴です。

プットオプションはマーケットが崩れそうなときによく買われます。そりゃそうですよね。マーケットが下がれば下がるほど利益が乗るので保険としての商品としても使われるわけです。

これの「買い」の権利の方をCALLオプションといいます。

取引方法にはCALLの買い、CALLの売り、PUTの買い、PUTの売りと全部で4通りある取引方法を組み合わせていろいろな取引をします。

PUTオプションの買いは要は下がれば下がるほど利益が出る商品ということね。

ETFとPUTオプションの組み合わせによって作られる戦略

S&P500ETFを買っているのになんでわざわざPUTも同時に買っているの?という疑問。

基本的には我々と同じS&P500を買っていく戦略を目指しています。2021年11月17日のブルームバーグのニュースでもありましたがゴールドマンは2022年末にS&P500は5100ドルと予想しています。

でも突然の暴落は怖いですよね。ということでPUTオプションも購入しているわけです。仮に1対1でこの商品を組み合わせた場合、S&P500の損益図はこんな感じになります。

つまり下値を守る(ヘッジ)を行いながら上に伸びたら利益を増やしていく戦略なわけですね。ちなみに2021年Q3(第3四半期には対第2四半期で8%分もさらにS&P500を買い入れています。)

守りながら攻めている印象です。このような取引をプロテクティブ・プットといいます。

守りながら上値を狙うって健全ですね。

プロテクティブ・プット
日本取引所グループ出典

オプション取引は個人でもできますし、海外の証券口座を持てば買えます。またこちらの方が取引されているためオプション関連のニュースを見ることによって株の動きなんかも早めにわかったりします。

なかなかなじみがないため、「オプション投資だから下がってもリスクない」といい面だけを宣伝して勧めている人も残念ながら見たことあります。

しっかりと勉強し商品を理解してから始めたいですね。

ちなみに四半期ごとの成績はこんな感じ

まだデータが出ていませんが、年初からの下落にどこまでこのポートフォリオが絶えられているのかが見ものです。気になる四半期パフォーマンスを載せておきます。ぜひ参考にお使いください。

四半期で20%を超える成績を出しているところもあるね

ホーメイ
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プロフィール

こくチーズプロフィール

・幼少期よりヨーロッパ、アジアを中心に海外を周る。


・京都大学で建築のデザインを学び、図面制作事業(現Architech株式会社)を設立。


・首席で卒業後ゴールドマンサックス証券の当時最先端であるアジア株アルゴトレーダーとして勤務。1日に数100億円もの取引をさばく。


・2020年に独立後、株、為替、不動産、太陽光、マイニング、海外信託、ヘッジファンドなど様々な投資を行いながら法人向け運用&節税、個人向け資産形成&資産運用コンサルティング業を行う。


・関西と関東で教育の先生としても活躍。


・海外の金融の世界を見てきたならではの情報と分析をたまにブログに投稿している。

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